【Uの谷をさぐる 2】
それでは
過去からの課題解決方法をみていこう。
何か問題がある場合、下記のような手順をふんでいないだろうか。
1 何に困っているか
2 どうしようとしているか
3 それはなぜか?
というアプローチをしている。
つまり、
WHAT (何が問題か 不本意な現実がある)
↓
HOW (どうすれば解決できるか)
↓
ACTION (行動する)
↓
より望ましい現実 (よくなるはずだが。。)
↓
うまくいかないので
↓
HOW (どうすれば解決できるか)のループに戻ってしまう。
ここがグルグルまわって袋小路になりいきづまっている。
このなんともし難い現実をどう人間がアプローチしていったら、望ましい世界になるのか。
私たちが「違う現実を作り出すアプローチ」、
それがU理論とよばれているものだ。
たとえば、実際の例をみてみよう。
社内でつねにイライラしている苦手な人がいる。
声をかけたりしてなんとか努力し人間関係をよくしようと努力する。
一時は頑張るが、それが続くと不快になり、その後もう努力するのを「あきらめる」。
この時、無力感を感じる。無力感は人を分離させる。
関係性を切り離してしまう。
痛みを感じたくないから、切り離すのだ。
「もういいんです。」
「自分には関係ないですから」
「悪いのはあいつだ」
「あいつが変わらない限り無理だ」
などと
「もういいんだ」と思い。情熱がなくなってしまう。
ここで現状が固定されてしまっている。
もうどうすることもできない。
世の中はこのようにシカバネだらけだ。
そこは人間か変えられない世界になっている。
WHAT → HOW → ACTION と直線に解決しようとするのが従来のやり方で行きつく先が詰ってしまっている。
ロジカルな問題解決は限界がきている。
どうにもならない現状を変えるには
WHAT から ACTIONまでに
物事の問題解決を直線に考えるのでなはく、
深いUの谷をくだるプロセスをたどっていく。
そのプロセスは、問題解決の手法ではなく
「自己の内面をみていく」ことにある。
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そうだったんだ!
U理論って 問題解決の手法とかやり方ではなく
リーダーがセルフイノベーション(変容)することだったんだ!
とやっと気がつく私。(^^;
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Uには 次の過程がある。
レベル1:ダウンローディング (棚卸し)
レベル2:観察する Seeing
レベル3:センシング Sencing (感じる)
レベル4:プレゼンシング Presensing (リソースとつながる)
ではダウンローディングから みていこう。
(つづく)