【つながりをとりもどす】
昨夜は、チャレンジのステージがありました。
老夫婦から話を聴くことになりました。
まずそれぞれ一人づつ、ルールを決めて、丁寧に聴かせてもらいました。
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わたしは、この場では、
常に冷静でフラットで
オープンでクリアであろうとしたこと。
その自分のBeingを信じて聴きました。
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それぞれの話を聴いたあと 二人に向かって お互いの願いを伝え合ってもらいました。
なかなか目を見ようとしないので、なんども
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「お互いちゃんと相手の目を見て伝えてください」
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と繰り返しお願いしました。
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伝えられる側は、目を見て話してもらえないと、話し手の気持ちがつたわりません。
気持ちがちゃんと受け取れたかと確認すると、
伝えられた側が首を横に振りました。
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伝えている本人は、伝えているつもりでした。
しかし、
言葉はとどいても
目をみていないから
気持ちが伝わっていなかったのです。
それに気がついていませんでした。
また逆に
受け手がちゃんと話し手の目をみてないと、伝えたい側は聞いてもらえたと感じられません。
なので もう一度
『相手の目を見て』正直な自分の願いを伝えてもらいました。
小さな瞳に涙をいっぱい溜めたおじいちゃんは素直な思いを精一杯伝えました。
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白いまつげのおばあちゃんの瞳は、まるで乙女のように光っていました。
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その時、場がものすごく柔らかいものに変わるのを感じました。
あ! これだ!
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わたしが実現したかったのは、この場!
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わたしが感じたかったのは、この空気感だ!
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その優しさは 私の魂に伝わってきました。
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昭和一桁どうしの夫婦。
それぞれが 親から押さえつけられて育てられてきました。
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人に尊重されたと感じたことのない人は、
人を尊重することは難しいということもわかりました。
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ひとを尊重するには、まず自分が認知・承認される経験をもち、それを受け入れられるようになるのがスタートなのかな。
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それでないと、ひとの話を聴くのは難しくなってしまうんだなと思いました。
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人に「ちゃんと話を聞いてもらえた」と、感じることが
自分を「自分として認めてもらった」と感じることにつながりますね。
それを感じるには
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人の目を見て話す
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人の目を見てきく
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このことが人に自分の思いを伝えたい時に、本当に大切だと知りました。。
こんなに簡単なことなのに!
その人を尊重して聴くというところから
コミュニケーションが始まっていくのですね。