ご縁のむすび直し
お世話になった臨床心理士さんと四年ぶりに再会した。当時修論のためクライアントを探していらした。
絶望のツンドラにいた私はこれもご縁とクライアントを申し出た。
一カ月間毎週私は大学のカウンセリングルームに通った。
それが初めて自分の内面を話す貴重な機会だった。あの時は、まだまだ自分を見れていなかったけど。
それでも幾つもの気づきがあった。
あれから四年、私の今までの旅を私の変遷を報告したくて、やっと今日機会を得た。みて欲しかった。今の私を。
今、命をかけてこの仕事をやっています。それは、廣瀬さんと同じですね。
と笑顔で言った彼女の力強い熱意がつたわってきた。
私は全然覚えてないけど、四年前にこう言っていたそうだ。
『私が変わらないと、いけないと思ったんです!』
そーだったんだ!
はー。よく覚えたはるなぁという驚きと、それを今日伝えてもらえて嬉しかった。
またつながり直せた喜びをかみしめる京都の夕暮れ。